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「ストレスで髪が抜けた」という話を聞いたことはありませんか?本当なのか都市伝説なのか、疑問に思っている人もいるかもしれませんね。確かに抜け毛とストレスは影響します。ではなぜストレスを感じると抜け毛が増えてしまうのでしょうか?ここではストレスと薄毛のメカニズム、ストレスが原因の薄毛対処法をご紹介します。
ストレスが薄毛の直接的な原因ではありません。人はストレスを感じると体の中で様々なことが起こります。そのひとつの症状が薄毛なのです。
慢性的なストレスが薄毛の原因となる理由は、大きく3つあります。
これら3つの原因について詳しくみていきましょう。
人は慢性的なストレスを受け続けると亜鉛が不足します。亜鉛は、薄毛治療のサプリメントでも用いられるほど、髪に必要な栄養素です。亜鉛は髪の主成分であるケラチンというたんぱく質の合成に必要不可欠な物資です。ケラチンが不足すると髪の健康は維持されませんので、成長できずに抜けてしまいます。
亜鉛が不足してしまう理由
ストレスを受けると自律神経が乱れます。自律神経は身体のあらゆるところに作用していますが、循環器系にも大きな影響を与えています。自律神経の働きが乱れると血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。そのため、本来血液の流れに乗って身体の隅々に行き届いていた栄養素がスムーズに運ばれにくくなってしまうのです。
血行が悪く、栄養が運ばれにくい頭皮では、髪は細くなり、コシが無くなり、抜けやすくなります。こうして栄養不足が薄毛の原因になります。
ストレス はホルモンバランスや食生活にも影響を与えます。
ホルモンバランスの乱れは、女性の薄毛の大きな原因となります。
女性にも男性ホルモンがあり、ホルモンバランスを崩すと、男性ホルモンの影響を受けやすくなります。薄毛には男性ホルモンが深く関わっていますので、女性でも油断できないのです。
またストレスを感じると、脂っぽい物や味の濃いもの、甘いものを食べたくなる傾向があります。脂や糖分は皮脂の分泌を増加させ、頭皮に悪影響を与えてしまいます。
ストレス自体が薄毛の原因となるのではなく、様々な要因が相互に影響しあい、薄毛の原因をより深刻化してしまうのです。
女性の場合、生理や妊娠、出産など女性特有の生活の変化(ライフイベント)があります。
主なライフイベントを以下にまとめました。
女性のライフイベントの主な例
生理的な面 | 初潮、妊娠、出産、更年期、閉経など |
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社会的な面 | 受験、就職、結婚、親やパートナーの病気や介護など |
この中で、結婚や妊娠、出産などは幸せな出来事であり、ストレスを感じないのでは?と思われるかもしれませんが、ストレスは嫌な出来事だけから発生するものではありません。
人は通常とは違う時にストレスを感じます。ですから喜びごともストレスとなり得るのです。
生活の変化によるストレスは女性のホルモンバランスにも大きく影響します。できるだけストレスを感じにくい生活を心がけることが大切ということですね。
ストレス対処にはたくさんの方法があります。ここでは薄毛対策にも効果があるストレス方法をご紹介します。
他にも、ハーブティーや茶葉には神経が落ち着く作用がある物質が含まれていますので、ゆっくりお茶を飲むのもお勧めです。また、動物と触れ合うこともストレスを緩和させる作用があります。
ストレスを完全に排除するのは難しいことです。上手に気持ちの切り替えをして、ストレスに左右されない心身を作ることが大切です。
毎日の中であなたにあったストレス解消方法を見つけ実践していきましょう。
ストレスの影響が和らいでも薄毛が改善されない場合は、他の原因の関わりが考えられます。また加齢や遺伝といった、個人では対処できない原因の場合もあります。
それでも薄毛改善を諦める訳にはいかないですよね。鏡の前で自分の髪にストレスを感じてしまっては本末転倒です。
女性の薄毛は専門家の手を借りて解決できることもたくさんありますので、薄毛専門クリニックで相談をしてみるのも良いですよ。女性専用のクリニックもありますので、まずはカウンセリングだけでも受けてみてくださいね。