「以前より髪が細くなった」「ボリューム感が減ったように感じる」実はこのように悩む女性はたくさんいらっしゃいます。
薄毛の治療は長期にわたって行うことが多く、効果的に治療を受けたい場合は専門クリニックに通うことがおすすめです。
しかし治療が長引くがゆえに料金面について心配になる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、女性の薄毛治療の料金、治療の流れ、治療薬の説明などをしていきます。
目次
ケガや病気ではほぼ100%健康保険が適用されますが、女性の薄毛では適用されないことがほとんどです。
その理由は薄毛を放置していても見た目が気になるだけで、健康面を害することはないからです。
女性の薄毛で最も多いものがびまん性脱毛症。
びまん性脱毛症は年齢やホルモンバランスの乱れによってかかる症状で、薄毛になる以外は特に変化がなく保険適用外です。
美容整形も同様に保険が適用されないことはご存知でしょうか。びまん性脱毛症は美容整形と同じような扱いで美容目的な治療と判断されてしまいます。
しかし一方で病気と認められた脱毛症に限っては保険適用内で治療を受けることができます。
自己免疫疾患や皮膚疾患など体に異常をきたしていることで、薄毛になることがあります。
これから紹介していく脱毛症は保険が適用されるので、皮膚科へ行き医師に診てもらいましょう。
粃糠性脱毛症の症状の1つとしてたくさんのフケが出てきて、頭皮はかゆみや赤みを伴います。
フケが毛穴に詰まることで、頭皮の血行が悪くなり薄毛になってしまいます。主に頭皮環境を整える治療を行います。
脂漏性脱毛症は頭皮の皮脂が過剰に分泌されることで起こる脱毛症です。頭皮のべたつきやかゆみにともなって抜け毛が増えます。
頭皮に皮脂が増えすぎることによって、毛穴がふさがり頭皮の血行が悪くなります。
ホルモンバランスの乱れや乱れた食生活が原因と考えられていてます。治療を受ける際は1度皮膚科で頭皮の状態を診てもらいましょう。
自己免疫疾患によって、10円玉サイズの脱毛が起こる症状が円形脱毛症。
自己免疫疾患とは本来異物を排除するための役割を持つ免疫系が、自分の正常な組織や細胞にまで攻撃を加えてしまうことです。
通常の単発の10円ハゲなら治療を受けなくとも自然治癒が可能です。しかし悪化してしまうと、複数個所に脱毛ができたり頭部全体が脱毛することがあります。
そうなってしまうと治療も困難になるため、早めに皮膚科へ行きましょう。
女性の薄毛治療は100%自己負担の自由治療であり、クリニックによって治療料金は異なります。
1ヶ月当たりにかかる大体の金額の目安は以下のようになります。
内服薬による治療:1万~2万円
外用薬による治療:1万5千~2万円
レーザー治療:20万~30万円
植毛:40万円前後(移植する量によって異なります)
内服薬や外用薬による治療が一般的で、それでも効果が出ない場合はレーザーや植毛などに移る流れが一般的です。
また薄毛治療はすぐに効果が出るものではなく、半年ほどしてから少しずつ効果が表れるので、忍耐力が必要です。
女性の薄毛は皮膚科、もしくは専門クリニックで治療することになります。
「専門クリニックの方が料金が高いんじゃないの?」と疑問を持つかもしれませんが、基本的にはどちらも投薬治療なので差はありません。
クリニックや皮膚科ごとに料金は異なりますが、「皮膚科だから安い」ということはないのです。
そのためより専門的な治療を受けたい場合は専門クリニックをおすすめします。
無料カウンセリングを行っていたり、治療法が充実していたりとメリットはたくさんあります。
クリニックの中には実際の患者さんの治療体験記を記録することで割引されるモニター制度があります。
頭部の写真や治療体験談などに協力することで、治療の費用を少し安くしてくれるサービスです。
もちろんモニターになるにはいくつかの条件がありますが、それに納得できれば利用してみてもいいでしょう。
またどのくらい安くなるのかはクリニックによって個人差があるので、クリニックにて確認してみてくださいね。
薄毛治療はすぐに行うわけではなく、カウンセリングや検査を行い問題なければ、治療開始です。
まずは無料カウンセリングを受けてから治療を受けるかどうか判断しましょう。カウンセリングでは主に以下のことについて説明があります。
不安がなく治療に進むために、他にも気になる点があればどんどん聞いてみましょう。
もしもカウンセリングの段階で医師と合わないなと判断すれば、治療を辞めるという選択をとることも可能です。
機会を使って毛根や頭皮の状態をチェックします。血液検査を行うことで治療薬との相性などもわかり、今後の治療ができるかどうか判断されます。
専門クリニックでは薄毛に関するプロが検査を終えた後に、個人に対して最適な治療を提案してくれます。
内服薬を利用するのか、外用薬なのか、それぞれの症状や状態に合わせて判断されるため、より効果的に治療を受けられます。
女性の薄毛治療は外用薬や内服薬による治療が一般的です。
メソセラピーや自毛植毛と比べると、比較的に安く行える治療が投薬治療です。
パントガールは女性専用の内服薬で発毛を促すとして、その効果と安全性が認められています。
びまん性脱毛症や分娩後脱毛症に効くとされていて、その理由は以下の栄養素が含まれているからです。
これらの栄養素が含まれているため、パントガールは優秀な治療薬として用いられています。
パントスチンは男女問わず利用できる、抜け毛の原因を抑制する効果を持つ薬です。
薄毛の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を阻害します。
副作用のリスクが少なく安心して使用可能。
厚生労働省が効果を認めているミノキシジルは、直接毛包に働きかけることによって髪の成長を促します。
さらに血行を促進したり、毛母細胞を活性化させるなどの働きをしてくれます。
一方で頭皮のかゆみやかぶれ、頭痛や動機などの副作用も確認されています。
使用する際は容量や用途を守って使用しましょう。
サプリメントや漢方薬は治療というより、足りない栄養をサポートするような役目で使用されます。
例えば髪にとって必要なアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどを簡単に補給できます。
これらの紹介した薬は通販サイトなどで購入することもできますが、副作用があったり医師の診断なしで使用することは危険が伴います。
正しく安全に治療を受けたい場合は、医師から処方される薬を使用してくださいね。