「最近髪が細くなってきた」「以前よりも髪にハリやツヤがなくなった」このような悩みを抱える女性が増えてきています。
女性にとって髪は大切なものなので、いつまでも若々しいきれいな髪でいたいですよね。
もし薄毛になってしまっても場合によっては、自力で治すことはできます。
しかし女性の薄毛と一言で言っても種類は様々です。その症状に合った治し方をしないといつまで経っても回復できません。
そこでこの記事では、女性の薄毛の種類や原因、薄毛治療薬について解説していきます。
目次
女性の薄毛の種類は様々です。まずは自分の薄毛の種類や原因を把握しましょう。
円形脱毛症とはいわゆる10円ハゲと呼ばれる脱毛症で、10円玉サイズに脱毛が起こります。
自己免疫異常といって、異物を除去するための役割を持つ免疫系が、自分の正常な細胞や組織まで破壊してしまうことが大きな原因とされています。
他にも円形脱毛症の原因としては以下が挙げられます。
円形脱毛症であれば放置していてもそのうち改善することがほとんどですが、いくつもできてしまったり、髪全体が抜け落ちたりした場合はすぐに病院に行きましょう。
単発の円形脱毛症であれば軽度なものですが、脱毛が複数個所に見られる多発性となると悪化していることが考えられるため、早急に処置が必要です
牽引性脱毛症は毎日同じヘアスタイル、同じ分け目にしていることで頭皮がダメージを受けその部分が抜けてしまう症状です。
分け目を頻繁に変えてみたり、違うヘアスタイルを試したりするだけでも改善は期待できます。
妊娠中は大量の女性ホルモンを分泌するようになるため、ホルモンバランスが崩れ髪が抜けやすくなります。
不慣れな子育てや大きな環境の変化によるストレス、睡眠不足も影響しています。
主に産後2~3ヶ月ほどがピークで、1年も経てば自然と髪は元通りになります。
半年ほど経ってもひどくなる一方でしたら、1度病院に行き検査を受けてみましょう。
投薬によっての改善も可能です。
頭皮の乾燥によってできたフケが原因となり起きる脱毛症。
フケが毛穴に詰まって炎症を起こすケースもあります。
シャンプーのし過ぎで、皮脂を必要以上に取ってしまい過度な乾燥を起こします。
他にも考えられる原因は以下の通りです。
セルフケアではまかなえない場合もあるので、病院に通うことをおすすめします。
フケが詰まる脱毛症は粃糠性脱毛症でしたが、こちらは皮脂が詰まることによる脱毛症です。
髪がべたつく、頭皮の匂いが気になる、等があればそれは脂漏性脱毛症かもしれません。
原因は以下の通りです。
体質的な問題もあるので、効果的に治療を受けるためにも病院に通うことをおすすめします。
女性の薄毛に悩む多くの方はこちらのびまん性脱毛症です。FAGA(女性型脱毛症)もびまん性脱毛症の一種で、中年期以降の女性が発症しやすいと言われています。
特徴として
びまん性脱毛症の原因はこの後詳しく解説します。
女性の薄毛の大半はびまん性脱毛症で原因は様々です。
特に大きな原因とされているのが、加齢による女性ホルモンの減少です。女性ホルモンの1つであるエストロゲンは髪の成長を促す、成長期を持続させる、髪にハリやコシを出す働きがあります。
しかし加齢によって女性ホルモンが減少することでこれらの働きが弱まり、相対的に男性ホルモンが優位になります。そのため男性のAGAと同様に薄毛が進行してしまいます。
女性ホルモンは20代をピークに減少する一方なので、早いうちから対策をとりましょう。
また生活習慣の乱れや、冷え性によって血流の低下を招くことも薄毛の原因の1つとされています。血流が低下すると髪にとって必要な栄養素が運ばれにくくなるため、細く栄養の少ない髪が生えてきます。
女性の薄毛を自力で治すためには、治療薬にてホルモンバランスをサポートしたり、食生活や生活習慣を見直すことが大切です。
前述したように女性ホルモンの中のエストロゲンというホルモンが、髪にとって重要な役割を果たします。
大豆製品、ヨーグルトやチーズなどの乳製品は女性ホルモンの生成を助けてくれます。
大豆イソフラボンはエストロゲンと似た働きがあり、乳製品は女性ホルモンを増やすために必要なアミノ酸が豊富なので、積極的に食事に取り入れましょう。
女性の薄毛治療によく使われる薬をいくつか紹介していきます。
パントガールはびまん性脱毛症や分娩後脱毛症に対して効果を認められている医薬品。
パントガールは髪に必要な成分である数々の成分が配合されています。
パントガールの効果は、健康な髪が生えてくるサポートをしてくれたり、髪の老化を防いでくれたり、髪に栄養を届けてくれたりします。
リスクは伴いますが、個人輸入代行サイトを通じて購入することも可能です。
薄毛の治療薬として使用されるミノキシジルが配合されているリアップジェンヌ。
40~50代の女性に見られる壮年性脱毛症の改善に適しています。それ以外の脱毛症では効果がなく副作用もあるので使用する際は注意してくださいね。
薄毛治療薬を用いて回復を目指す場合、どうしても以下のような副作用が出るリスクはあります。
びまん性脱毛症を自力で治すとなると、治療薬無しでの改善は難しいでしょう。
治療費が安く済むというメリットはありますが、治療薬について知識が浅い状態で薬を服用するとこれだけのリスクがあります。
フィナステリドという成分が配合されているものは女性は使用できません。
仮に妊娠中の女性が使用した場合、乳児に悪影響を及ぼす可能性があるとされています。また妊娠中の女性は触れるだけでも成分を吸収してしまう恐れがあるため、取り扱いにも注意してください。
女性の薄毛を自力で治すことは不可能ではありませんが、を用いての治療が一般的です。
しかしリスクとしては副作用や自分の症状とあっていないことがあります。
薄毛の治療は数ヶ月投薬し続けて少しづつ効果を発揮するものなので、自力での治療だと不安になる方は多いようです。
治療薬は決して安いものではないので、その効果を信じ使い続けることは強い意志が必要でしょう。
一方自力での治療ではなく薄毛クリニックに通い、医師の判断のもと正しい治療を行う場合はより効果的に治療を受けられます。
仮に副作用が出ても、すぐに治療を中断しその人に合った方法を提案してくれます。
これらのことを踏まえると、専門クリニックに通い治療を受けることをおすすめします。治療を受ける前に無料でカウンセリングを行っているクリニックもあるので、疑問点がある方はこのタイミングで気になることを聞いてみてくださいね。